会社の判断基盤となる「Asiacom Core」

Asiacom Coreは、Asiacom Groupの業務を支える企業OSです。会社ごとに存在する業務ルール、権限、承認条件、判断基準、業務状態、過去の判断履歴などを管理し、社員、社内システム、業務別AI支援機能をつなぐ中核として機能します。Asiacom Groupの実務に合わせて自社エンジニアチームが継続的に設計・改善し、会社の運営とともに育てていくことを前提としています。

AIは、文書や画像の解析、分類、翻訳、要約、分析、提案、下書きなどを支援します。一方、金額、承認条件、必須項目、権限、重複、状態遷移、保存先、通知先など、明確な会社ルールが必要な処理については、AIだけに判断させず、プログラムや業務ルールによって管理します。

最終的な判断と承認は、人が行います。

CORE

Asiacom Core

業務ルール、権限、判断基準、状態、履歴を扱う「会社側の判断基盤」。

UI

Asiacom UI

社員が日常業務からCoreや社内システムへアクセスする「人側の業務入口」。

社員と企業OSをつなぐ「Asiacom UI」

Asiacom UIは、社員がAsiacom Coreや各業務システムを利用するための共通業務UIです。

社員が業務ごとに複数のAIやシステムを意識して使い分けるのではなく、Asiacom UIを入口として、必要な業務機能へ接続する構造を目指します。

これまで外部APIを通じて個別に接続していた業務やAI支援機能についても、実際の運用を確認しながら、順次Asiacom UIとAsiacom Coreを経由する構成へ切り替えていきます。これにより、外部サービスそのものを会社の中心に置くのではなく、Asiacom Group自身の業務ルールと判断基盤を中心にシステムを構成します。

Asiacom UIから受け付けた依頼について、Asiacom Coreが会社のルールや権限を確認し、必要に応じて業務別の小さなシステムやAI支援機能へ処理を振り分けます。結果は再び人へ戻され、内容を確認したうえで業務を進めます。

HOW IT WORKS

社員
依頼・確認・承認
Asiacom UI
共通の業務入口
Asiacom Core
ルール・権限・判断基準
業務別システム
必要な処理だけを実行

AIは支援し、責任を伴う最終判断は人が行います。

外部サービスを中心にせず、必要な業務だけを接続

Asiacom Groupでは、一つの巨大なAIや多数の自律型AIエージェントに会社の業務を任せる方式を採用しません。また、外部AIや外部APIを会社の判断基盤そのものとして扱うこともしません。

経理、管理、海外拠点、情報収集、文書処理など、それぞれの業務目的に必要な小さなシステムを必要な範囲だけ接続し、その中心をAsiacom Coreが管理します。外部AIや各種サービスも、必要に応じてCoreから利用する機能の一つとして位置付けます。

この構成により、システムの複雑化や運用コストを抑えながら、実際の業務で効果を確認し、必要な機能を段階的に追加していきます。

ASIACOM CORE / SYSTEM ARCHITECTURE
Corporate Operating System Architecture

会社と人の経験からCoreを育てる「Company Memory」

Asiacom Groupが今後特に重視するのが、会社の経験を継続的に蓄積する「Company Memory」です。

会社の価値は、システムやデータだけで生まれるものではありません。経営陣が長年積み重ねてきた判断、社員が日々の業務で得た実務経験、そして取引先やパートナーとの仕事を通じて得られた知見など、人の中に蓄積されてきた経験そのものが、Asiacom Groupにとって重要な資産です。

Company Memoryでは、判断結果だけではなく、次のような情報を必要な範囲で残します。

  • 何を判断したのか
  • なぜその判断をしたのか
  • いつ判断したのか
  • 何を根拠としたのか
  • どの権限によって判断されたのか
  • その判断や対応から何を学んだのか

蓄積された経験をAsiacom Coreの判断支援や将来の業務改善に活用することで、Coreを完成された固定システムとしてではなく、会社とともに継続的に成長する企業基盤として育てていきます。

経営陣やエンジニアだけでシステムを作るのではなく、実際に仕事をする社員、各拠点、そしてAsiacom Groupを支えるパートナーの経験を取り込みながら、Asiacom Groupにしか存在しないCompany Memoryを構築していくことを目指します。

人が会社を育て、その経験がCompany Memoryとして残り、
そのMemoryによってCoreがさらに会社を支える。

人とAIが役割を分担する会社へ

Asiacom Groupが目指すのは、人をAIに置き換えることではありません。

AIが得意とする大量情報の整理、比較、翻訳、分析、文書作成などはAIが支援し、取引、承認、経営判断など、責任を伴う判断は人が担います。

「AIに会社を任せる」のではなく、
「会社の中にAIを適切に組み込み、人の判断を支える」。

これをAsiacom GroupのAI活用の基本方針としています。

今後の展開

Asiacom CoreおよびAsiacom UIは、自社エンジニアチームが実際の業務で安全性と効果を確認しながら、既存の業務システムや外部サービスとの接続を段階的に進め、適用範囲を広げます。

まず通常業務における安全なAI支援と業務システムとの接続を進め、その後、Company Memoryによる判断履歴や実務経験の活用、経営・市場分析などへ機能を拡張していく予定です。

また、用途に応じて外部AIや各種サービスを活用しながらも、特定の外部AIサービスを会社の中心に置くのではなく、Asiacom Group自身の業務ルール、権限、判断基準、Company Memoryを中心とした企業システムを維持します。

Asiacom Groupは今後も、大企業向けの巨大なシステムではなく、自社で管理し、現場で実際に使いながら改善できる企業OSの構築を進めます。経営陣、エンジニア、社員、各拠点、パートナーの経験をCompany Memoryとして蓄積し、その経験によってCoreを育てながら、人とAIがそれぞれの役割を担う新しい企業運営の形を追求していきます。

以上