TOKYO HQASIACOM COREPEOPLE + AI

FROM THE FIELD #05

東京から、Asiacomの次の仕事をつくる。

東京HQでは、各拠点から届く現場・取引情報を「Asiacom Core(業務OS)」に集め、AIによる整理や下書きを行っています。また、社員の日々の定型作業や細かな確認作業を減らすため、業務ごとの小さな作業支援ツールを自社で設計しています。

WHAT TOKYO HQ DOES NOW

各拠点の仕事を、
東京から支える。

東京HQには、フィリピン、インドネシア、台湾、香港など、各拠点から現場や取引に関する情報が届きます。これらを「Asiacom Core(業務OS)」で整理し、翻訳、要約、報告書、メール、確認事項など、次の仕事に必要な下書きをAIが支援します。完成した内容をそのまま使うのではなく、最後は担当者が確認します。

東京HQでは、メール、経費確認、書類整理、現場報告、問い合わせ対応など、社員が日常的に行う小さな作業を減らすための業務支援ツールも設計しています。目的は作業エージェントを増やすことではなく、社員が本来の貿易実務や取引先対応へ時間を使えるようにすることです。

各拠点の社員は「Asiacom UI(業務UI)」から、Asiacom Group共通の業務ルールに沿ったAI支援を利用します。社員ごとに異なる外部AIへ業務情報を入力するのではなく、会社として同じルールの中でAIを使うことを基本にしています。

Asiacom Group Business System Diagram

THREE FUNCTIONS

AIを大きく見せるのではなく、
日々の仕事を軽くする。

01 / COLLECT & DRAFT

情報を集め、下書きをつくる

各拠点から届く情報を整理し、翻訳、要約、報告書、メールなど、次の作業に必要な下書きをAIが支援します。

02 / WORK TOOLS

細かな作業を減らす

メール、経費確認、書類整理、現場報告、問い合わせ対応など、社員の日常的な作業を軽くする業務支援ツールを設計します。

03 / COMMON UI

会社共通のAIを使う

Asiacom UIから、会社共通の業務ルールに沿ったAI支援を利用し、各社員が別々のAI運用を行わない仕組みを整えます。

SINCE 2023

2023年からの、
小さな改善の積み重ね。

Asiacom Groupでは、AIを大きく見せるためではなく、社員が日々の業務で使う小さな作業を少しずつ改善してきました。翻訳、要約、経費確認、メール下書き、書類作成、問い合わせ整理など、いわゆる雑用業務を減らし、社員が本来の貿易実務や取引先対応に集中できる環境づくりを進めています。

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2023 / EMAIL

翻訳・要約・メール下書きから開始

海外とのメールでは、日本語、英語、中国語、現地言語が混在します。まず翻訳、要約、返信文の下書きをAIが支援する仕組みから始めました。AIが自動送信するのではなく、担当者が確認・修正してから送信する運用を基本としました。

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2024 / EXPENSE & DOCUMENTS

スマートフォンからの経費確認と書類整理

領収書や請求書をスマートフォンからHQへ送り、日付、金額、内容、取引先情報などを整理する作業へAI活用を広げました。経理担当者は整理された内容を確認し、必要に応じて修正・承認します。

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2025 / MOBILE FIELD WORK

港湾・倉庫など、現場で使える仕組みへ

PCを開きにくい港湾、倉庫、現地事務所でも使えるよう、スマートフォンから写真、書類、メッセージを送信し、翻訳、要約、報告文などの下書きを準備する仕組みを増やしました。一部の定型的な確認・整理作業について、作業負担を約50%削減することを目標に改善を進めています。

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2026 / A2A

小さな業務支援をつなぐA2A型の運用へ

メール、経費、書類、問い合わせ、現地報告、社内通知など、それぞれの仕事に合わせて作った小さなAI支援を、必要な範囲で連携させています。一つの大きなAIにすべてを任せるのではなく、仕事ごとに役割を分け、最後は担当者が確認・判断します。

NEW CHALLENGE

自分たちの仕事道具を、
自分たちでつくる。

作業支援ツールを増やすだけでは、Asiacomらしい仕事の仕組みにはなりません。そこで自社のエンジニアと経営陣が一緒になり、「Asiacom Core(業務OS)」と「Asiacom UI(業務UI)」を設計しました。

ASIACOM CORE / BUSINESS OS

各拠点の情報・ルール・経験をまとめる

Asiacom Coreは、各拠点から届く情報、会社のルール、過去の経験を整理し、社員が次の仕事を考えるための材料をまとめる社内システムです。AIは整理や下書きを支援しますが、業務判断そのものを代替するものではありません。

ASIACOM UI / BUSINESS UI

会社共通のルールでAIを使う窓口

Asiacom UIは、東京、香港、台湾、フィリピン、インドネシアの社員が、チャットを通じて会社共通の業務ルールに沿ったAI支援を利用するための窓口です。

東京HQで自社の業務システムを改善するAsiacomチームのイメージ

BUILT LIKE A SMALL WORKSHOP

小さな会社だから、
自分たちに合う道具をつくる。

私たちが目指しているのは、大企業向けの巨大なAIシステムではありません。日本の町工場が、自分たちの仕事に合わせて道具を磨き続けるように、Asiacomも自分たちの業務に必要な機能を小さく作り、実際に使いながら改善しています。

システム基盤にはCloudflareのサービスを活用し、プログラムをできるだけコンパクトに保ちながら、管理負担と運用コストを抑えられる構成を目指しています。言語、文化、時差、通信環境が異なるアジアの各拠点を、一つの巨大なシステムで縛るのではなく、共通のルールと小さな道具でつなぐ。それがAsiacomの考えるデジタル化です。

CONNECTED OFFICES

言語、文化、時差、通信環境の壁を、
少しずつ縮める。

東京、香港、台湾、フィリピン、インドネシアでは、それぞれ言語、商文化、時差、通信環境が異なります。Asiacom CoreとAsiacom UIを使いながら、会社共通のルールと必要な情報をつなぎ、各拠点が同じ会社として仕事を進めやすい環境を少しずつ整えています。

LANGUAGE

言語

翻訳や要約の下書きを支援し、多言語での確認作業を軽くします。

CULTURE

文化

各地域の社員が持つ商文化の経験を残し、次の仕事へつなげます。

TIME ZONE

時差

情報整理や下書きを先に進め、担当者が仕事を再開しやすい状態を作ります。

CONNECTIVITY

通信環境

現場ではスマートフォンを中心にし、複雑な仕組みを持ち込みすぎないことを重視します。

WHAT WE LEARNED

私たちはAI会社ではない。
AIを使いこなす貿易会社である。

AIを増やすことが目的ではありません。社員の細かな作業を減らし、各拠点の経験を会社につなぎ、貿易実務や取引先対応により多くの時間を使えるようにする。そのために必要な道具を、自分たちの仕事に合わせてつくる。Asiacomは、規模ではなく、人の経験と技術で世界と仕事をする会社を目指しています。